真空熱処理
2015年1月に、ドイツIpsen社製新型真空熱処理炉(HV7)を導入しました。
ワーキングゾーン | 610x900x610H | |
積載重量 | 800kg | |
最高温度 | 1320℃ | |
到達真空度 | 10-3Paの高真空 | |
可能ガス | 窒素、アルゴン、水素(パーシャルのみ) |
航空機部品の熱処理設備規格 AMS2750対応
AMS2750対応の真空熱処理炉が2基あります。HV7炉は150~640℃を±6℃(クラス2)、 640~1100℃を±8℃(クラス3)で管理し、時効処理から溶体化処理まで幅広く対応できます。実体温度計を装備しており、確実に均熱時間を制御できます(タイプB)。
また、ULVAC製縦型2室真空炉(HV2炉)は480~640℃を±6℃(クラス2)で管理し、時効処理が可能です。2台とも島津製作所航空機事業部の設備認定を有しております。
処理可能な材質・材料規格
・析出硬化系ステンレス鋼(AMS2759/3)
・オーステナイト系ステンレス鋼(AMS2759/4)
・マルテンサイト系ステンレス鋼(AMS2759/5)
・ニッケル、コバルト合金
・チタン、チタン合金
10基の真空熱処理炉であらゆる鋼種に対応
積載荷重が30kgの小型試験炉から1,300kgの大型炉を取りそろえております。真空油冷炉もあり、構造鋼や合金工具鋼の真空焼入れも対応しております。